マッサージ例
在宅マッサージの対象は、歩行困難な環境であることが前提となっているため、多くは身体の浮腫(むくみ)や関節の拘縮が存在します。こうした循環不良や機能低下にアプローチし、日常生活動作(ADL)の向上を目標としています。
疼痛緩和・可動域の向上
この写真では、麻痺している関節へ直接マッサージアプローチをしています。
関節可動域の改善を行うことで、疼痛緩和や日常生活動作(ADL)の向上を目指します。
また関節に備わる靭帯には様々なセンサーが備わっています。
そうしたセンサーを働かせることで、脳への刺激が効果的に働くといわれています。
浮腫の軽減
この写真は下肢リンパ液の循環(障害)の改善をするためにマッサージアプローチを行っています。
筋力低下や歩行困難によって運動量が低下すると、こうした浮腫の問題が出てくるのです。
循環を改善させることで、肺での換気機能の向上や、血中酸素飽和度なども改善し、情緒面にも良い影響を与えると考えられています。
自己資源へのアプローチ
自己資源の向上は最低限の生活をおくるためにとても重要です。
こうした動作訓練アプローチをほどこすことによって、日常生活動作(ADL)が改善するだけでなく、精神的にも向上すると考えられています。
(また非麻痺側の筋力向上は、麻痺側の運動神経リハビリにも繋がると考えられています。)